死産経験について

死産経験 〜眠れない夜〜

おはようございます!

ここまで結構ボリューミーな話ばかりでしたが、いかがでしょうか?

人の悲しい体験というのは、読む側もなかなか大変ですよね。

読むのが辛いと思ったら無理しないで休み休みにして下さい。

さて、これまで、入院してバタバタと色々な説明を受けたことを書きました。

今日はそれからの続きのお話です。

青いファイル

看護師さんから説明を受けた時、一冊の青いファイルを渡されました。

「赤ちゃんを亡くされたあなたへ」みたいなそんなタイトルだったと思います。
正直に言うと、こういうファイルが用意してあるということは、私と同じような思いをしている妊婦さんが結構いるんだろうなと思いました。

内容としては、赤ちゃんに出来ることリストをもう少し具体的に書いてあったり、赤ちゃんを亡くした今の私や夫の精神状態はこんな感じですって書かれてたり、火葬の手続きに関することが書かれていたり、急転直下の出来事に対応する為には非常に役立つ内容となっていました。

だけど、これを読もうとすると泣ける泣ける。
泣いてしまって読み進められないくらいに泣けてくるんですね。

なので渡された時は、ダメだ。泣けてきちゃう。読める時に読もうと思ってとりあえず置いておきました。

眠れない夜

入院初日は、入院グッズを運んだり、分娩についての説明や死産の原因を調べる方法等について説明があったので、一通り終わった後も夫は病室にいました。

ですが、世間はコロナ禍です。
私が通っていた病院では出産時の立会やその後の面会は出来ないことになっていたので、通常であれば、妊婦さんは入院してから退院するまでは1人になります。

病院側の計らいで、こんな事態なので特別に夫を病室に入れてもらっていました。

しかし、さすがに外が暗くなってきて夫もいつまでも病室にいる訳には行かず、帰宅することとなりました。

夫の帰宅後、1人になると無性に悲しさが込み上げてきたので、結局夫とライン電話。
※看護師さんからは病室で電話しても大丈夫と言われていました。

だけど結局夜も遅くなって来たので一旦電話を切り寝ることに。

全然眠れない。
赤ちゃんが亡くなったということがグルグルグルグル頭の中を周り、子宮内胎児死亡宣告を受けた時の状況が思い出されます。

まぁ、眠れる訳ないか、と思いつつ、どうせ寝れないなら今のうちに青いファイル読んでおこうかなと思って読んでみることにしました。

やっぱり泣けてくる。
別にグサグサ来るような内容が書いてある訳ではないんですよ。
ただ、気持ちに寄り添ってくれるような文章になってるからなんですかね?優しい感じで、それがまた泣けてきてしまうというか。

でも、誰もいないから泣いていてもいいやなんて思いつつ読み進めて…ハッと顔を上げたら朝の検温に来た助産師さんがドアの所に立ってました。

だけどめちゃくちゃ泣いていたので人が来たからといってすぐ涙が止まる訳なく、あぁどうしようって思いました。

でも助産師さんは、「大丈夫、大丈夫」って言って横に座って、私が落ち着くまで背中をさすってくれたんです。
その間、何か言ったりするのではなく、ただただ黙って背中をさすり続けてくれました

あぁ、寄り添うってこういうことなんだなって、寄り添われている側なのに思いました。
人の優しさとか寄り添おうとする心って本当に大事ですね。ありがたいです。

多分ですが、この助産師さんは、私が夫に赤ちゃんが亡くなってることを伝える前に来てくれたことが大事だよって言ってくれた方だと思います。
私も混乱してたのでおそらくとしか言えないですが。
優しくて本当にいい助産師さんでした。
感謝しかありません。

悲しみの中にいたりとか、打ちひしがれている人に対して声を掛けたり、寄り添ったりすることって本当に難しいことだなって思います。
私が逆の立場だったらどうしたらいいか正直分からないと思います。
でも、ただ側にいてもらうだけで救われることもある
そんな風に思える出来事でした。

今日はちょっとほっこり出来るような内容でしたかね??
私だけか?笑
なんだかキリがいいのでこの辺にしておきます。

それでは、今日は筋トレ行ってきまーす!

ABOUT ME
livewithriku
2020.9.14 39週6日 子宮内胎児死亡宣告 2020.9.16 40週1日 死産 31歳の時、初めての妊娠、出産で臨月死産しました。 息子への想いを綴ると共に、死産後の生活について書いていきたいと思います。 少しでも私と同じような経験をされた方の役に立てれば幸いです。

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