死産後の生活

お彼岸

おはようございます!!

最近は急に暖かくなったり雨が沢山降ったり変な天気ですね。

体調崩しやすいから気をつけないとな〜と思ってますが、みなさん体調はいかがですか??

今日からは、死産後の生活について書いていきます。

私は今、色々なことに興味を持ち、積極的に新しいことに挑戦しています。
でも、死産直後はそんなこと到底する気も起きないし、生きている意味も分かりませんでした。
このブログを立ち上げた目的の一つは、同じような経験をされた方の役に少しでも立てるようにという思いがあります。
これだけ情報が溢れている時代でも、死産や死産後の生活に関する情報は非常に少ないのです。

ですから、いきなり現在のことを書いてもいいのですが、私が死産直後から辿ってきた道や思っていた事、今思うことをまずは書いていき、同じような経験をされた方の参考にして頂ければと思います。

まずは、火葬後のお話です。

お彼岸

火葬を終えて家に帰った後、お坊さんがお経をあげてくれました。

理玖が、ちゃんと成仏出来るように、引導を渡してくれていました。

今はもう、せめて迷わずに天国に行って欲しい、ただそれだけです。

お坊さんが持ってきてくれた位牌を見ると、そこには理玖の名前が。

臨月でも臨月でなくても、お腹の中で亡くなった子は戸籍に載りません

だから、理玖のフルネームが刻まれているお位牌を見た時、名前が残る物があって良かったと思いました。

お経の後で、お坊さんが少し話をしてくれました。

理玖を火葬した9月19日はお彼岸入りの日だったそうです。

お坊さんによると、お彼岸は春と秋の年2回あり、春分の日、秋分の日をそれぞれのお彼岸の中日として、その中日前後各3日間を合わせた計7日間をお彼岸というのだそうです。

この世を此岸(しがん)と呼び、極楽の世界つまり天国を彼岸(彼岸)と呼ぶそうです。

春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さが同じ日と言われており、太陽は真東から出て真西に沈み、普段より長い間極楽浄土を照らすので、此岸と彼岸が最も通じやすい日であり、故人を思う気持ちが届きやすいと考えられているそうです。

私は普段、宗教についてはそこまで信仰心は厚くないので、この話を聞くまではお彼岸が何なのかさえもよく分かっていませんでした。

でも、お坊さんの話を聞いて、理玖が迷わずに天国に行けそうだし、今がちょうど一番気持ちが届きやすい時期だと分かったので、ただひたすらに理玖を想っている気持ちが理玖にも届いて欲しいと願うばかりでした。

この日、お坊さんが帰った後で血圧を測ったら最高144/最低105で、とても高くなっていました。

周りは体を休めろ休めろというけれど、横になっても寝付けない。
じっとしていると逆に理玖が亡くなったことや、火葬した時の悲しさが押し寄せて来てしまい、それが辛いといった状況だったので、私はあまり横になりたくありませんでした。

それでも横になっていろと言われるので、この日は渋々横になって休むことにしました。

翌日になって、血圧も高いながらに少し下がったので、近所のホームセンターにろうそく立てと香炉、お線香を買いに出掛けました。

お坊さんにお彼岸の入りだということを教えてもらって以来、理玖にお線香をあげることで、理玖に気持ちが届くのではないかと思い、お線香をあげたくて仕方がなかったのです。

でも、いざ行ってみるとホームセンターの中を歩くだけなのにものすごく疲れる。
めまいもしてくる。
おまけに親子連れがそこら中にいて、速攻ノックアウトという感じでした。

まだこの時点で産後4日ですから、そりゃそうですよね。

家に帰ってからは、どんだけお線香あげんねんってくらい、悲しくて泣けてくる時、理玖に話しかけたい時等々、それはそれは事あるごとにお線香をあげました。
なので香炉はすぐお線香の灰で一杯になってしまいました。

いなくなった、火葬したって分かっていても、現実を受け入れるのにはしばらく時間がかかります
事実を認識してから受け入れられるようになるまでの間、お線香をあげる行為というのは、私の中で大切な理玖との時間でした。

ちなみに、人によってはお線香をあげることで余計に悲しくなってしまうという方もいるようなので、強制はしないようご注意を。

毎日毎日何本も何本も刺していたお線香も、今では大体一日一本、夜寝る前にあげるようになり、だいぶ落ち着いてきました。

それでも、悲しくない訳ではないし、理玖のことを忘れた訳でもありません。

ゆっくりゆっくり少しずつ、前に進めているのかなぁ。

それでは今日はこの辺で!

仕事行ってきまーす‼︎

ABOUT ME
livewithriku
2020.9.14 39週6日 子宮内胎児死亡宣告 2020.9.16 40週1日 死産 31歳の時、初めての妊娠、出産で臨月死産しました。 息子への想いを綴ると共に、死産後の生活について書いていきたいと思います。 少しでも私と同じような経験をされた方の役に立てれば幸いです。

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