おはようございます!
今日は、死産直後に観た映画について書こうと思います。
死産直後に観た映画は「水曜日のエミリア」という映画です。
それでは、行ってみましょう!
水曜日のエミリアを観ようと思った訳
死産直後に私がこの映画を観ようと思ったのは、なんとも言い表せないこの気持ちを表現しているものは何かないかと考えた時に頭に浮かんできたからです。
失恋した時に失恋ソングを聞くっていうのと同じことようなものですかね。
私はこの映画を妊娠する前に観て知っていました。
映画の内容としては、赤ちゃんを産まれてすぐ亡くした女の人が結婚相手の息子と絆を築いていく物語です。
妊娠前に観た時は、ナタリー・ポートマンが主演で出ているので綺麗だなぁ、いい話だなぁなんて思いながらのほほんと観ていました。
ところが、死産してから観ると全く違って見えたのです。
全く違って見えたとは?
「水曜日のエミリア」は、赤ちゃんを産まれてすぐSIDS(乳幼児突然死症候群)で亡くした女性の話です。
映画の冒頭に、主人公のエミリアが公園の中を歩いて義理の息子を迎えに行くシーンがあります。
エミリアは公園の中を早歩きで歩いていきます。
これ、普通に観てると何気ないシーンなので何も感じないんですが、流産、死産やSIDSを経験された方になら分かります。
公園の中には、ベビーカーに赤ちゃんを連れた親子連れやお手伝いさん達がいるからなんですね。
実際に映画を観てみると分かるんですが、ベビーカーの横を通り過ぎる時にエミリアは早歩きになるんです。
細かいですよね?
妊娠前には何とも思わなかったシーンですが、死産してからだとなぜ早歩きになるのかよく分かります。
映画の中にはこの他にも、
・不育症で苦しんでいる友人が分かるよって言ってくれたことに対しても、「一緒にしないで」って言ってしまったり
・些細なことでイライラして情緒不安定になったり
・赤ちゃんが亡くなったことで自分を責めたり
等々、流産、死産やSIDSで赤ちゃんを亡くされた方々が共感出来ることが多々あります。
だけど、先程の公園のシーンもそうですが、子どもを亡くして悲しいからこうなる、こういう行動をとってしまうとかっていう説明があったり会話の中で出て来たりする訳ではありません。
だからこそ、観る人が観れば分かる映画、つまり死産後では全く違って見える映画という訳です。
最後に
公園のシーンのようなことって、流産や死産、SIDSを経験された方はよくあることだと思います。
でも、いちいち他の人にその理由を話したりってことはあまりしませんよね?
心がズキズキしても平静を装って生活していく、だけど自分の中では抑えきれないこともある、そんな状況が上手く映画の中で表現されている映画だと思います。
もちろん、流産や死産、SIDSを経験されていない方が観ても良いと思える映画だと思います。
私も実際、妊娠する前に観て良い映画だなぁと思いましたから。
私はamazon primeで観ましたが、ブログを書くにあたって調べたところ、現在は既にamazon primeではレンタルしないと観られないようになっていました。
気になった方はレンタルDVD等々でもいいので是非観てみて下さい。
借りに行くのはちょっと面倒という人はamazon primeのレンタルも使ってみて下さいねぇ。
一応amazon primeのリンク貼っておきます。参考にして下さい。
最後に一つ注意点ですが、冒頭で赤ちゃんの映像が流れますので、辛い方はご注意下さい。
それでは、今日もこの辺で。
仕事行ってきまーす!