おはようございます!!
みなさま週末いかがお過ごしでしょうか?
私は、最近ハマっている筋トレにまた行ってこようかと思っています。
ちなみに、これだけ筋トレ筋トレって言っていますが、まだポヨポヨです。
さて、今日は産後に最初に読んだ本である「産声のない天使たち」という本を紹介しようと思います。
火葬後、まだまだ休養が必要だった時、少しでも死産について知りたい、他の人達はどういう経過をたどっているのか知りたいと思い購入した本です。
産声のない天使達
作者紹介
作者は深澤友紀さんという方です。
作者自身は臨月の時に胎動カウントをしている際に胎動減少に気付き、病院へ行き出産したそうです。
息子さんには脳性まひが残ったそうですが、その後作者自身は仕事に復帰されています。
そして作者が息子さんを出産されてから2年後、妊娠されていた作者のご友人から、お腹の中で赤ちゃんが亡くなったと知らされたそうです。
作者はこれらの経験を元に、ただでさえ辛い思いをしている人たちが、配慮のない態度や悪気のない言葉でさらに傷つく事がないよう、1人でも多くの人に死産や新生児死等を経験された人たちへ優しい想像力を持ってもらいたいという思いで、実際に経験者の方々に取材してこの本を書かれています。
本書の概要
本書の中では、死産や人口死産、新生児死等を経験された方々のことが書かれていますが、中でも印象に残っているのは産んだ赤ちゃんが金属トレーに載せられて連れてこられたという方のことです。
この、先進国であり、医療が発達している日本でそんなことがあるなんてと思いました。
しかも何十年も前の話ではありません。
本書によれば、それは2016年、つまりたった5年前の話です。
今までお話してきた通り、私の通っていた病院は偶然、流産や死産で赤ちゃんを亡くした場合のケアがよくされている病院でした。
しかしながら、全国的に見れば、まだまだ今でもこういう扱いの病院や産院があるのかもしれないと思いました。
実際に、SNS等では病院でグリーフケア(悲嘆時のケア、私が病院でしてもらったような事です)
を受けられなかったという方も目にしますので。
話が逸れましたが、本書の中では、
- 第4章グリーフケアとは
の中で、死別を経験した人の悲嘆(グリーフ)過程についても触れられています。
悲嘆は
- 急性期
- ショック期
- 本格的な悲嘆の時期
の3つに分けられ、このうち本格的な悲嘆の時期には
①思慕
②疎外感
③うつ的不調
④適応対処の努力
の特徴があるそうです。
本書では、死別を経験した人は、①〜③の心的反応と、④の理性の間で揺れ動き、時間が経つにつれてその揺れ動きがゆっくりになっていくと書かれています。
さらに、同章のなかでは、
- 傷付く言葉 支える言葉
についても言及されていることから、周りに流産や死産を経験された方がいて、どう接したらよいか分からないという方も本書を手に取ってみて頂ければ一助になるかもしれません。
まとめ
本書の中では今紹介したこと以外にも、他の方の死産経験や、NICUでの出来事等々が書かれています。
私自身、死産直後にこの本を読みましたが、自分以外の方の死産の状況を知れたことも良かったですし、自分の心が回復していく過程を知ったことから、ここから更に興味を持ち、他の本を読んだりしてグリーフケア等について調べ、自分の回復具合を知る鍵とすることが出来ました。
他の本についてもまた紹介していけたらいいなと思います。
「産声のない天使達」のリンクを貼っておきますので参考にして下さい。
それでは、筋トレ行ってきまーす!
私にとって筋トレは、きっと適応対処の努力なのだと思いまーす!笑