初めまして
ブログを立ち上げたくるりと申します。
初めての投稿なので緊張しています。
私は、2020年9月16日に息子を死産しました。
初めての妊娠、出産でした。
出産予定日の前日にお腹の中で亡くなっていることが分かり、40週1日での臨月死産でした。
それはそれは辛くて、悲しくて、寂しくて、苦しい経験であり、どれだけ泣いたことか分かりません。
私が本を読んだりして調べたところによると、赤ちゃんや小さなお子さんを亡くした人は悲嘆(=グリーフ)の状態にあり、4年半から5年かけてゆっくりゆっくりと心が回復していくそうです。
私はまだ死産してから4ヶ月半しか経っていないので、まさに悲嘆(=グリーフ)の状態にあると言えます。
最近では毎日泣くということはないですが、ふとした瞬間に泣けてしまうことは多々あります。
それでも今、死産から半年経っていないこの時に、息子(理玖)の名前を付けたブログを始めようと思ったのは、
・臨月死産があるということを知ってもらいたい
・自分が死産した時に情報が少ないと感じた
・息子は心の中で一緒にいる
という想いからです。
臨月死産があるということを知ってもらいたい
正直に言って、死産するまでは、出産の時に異常があって亡くなってしまうことはあるかもしれないけど、破水したり陣痛が来たりする前に、何の前触れもなくお腹の中で亡くなってしまうとは微塵も思っていませんでした。
きっと多くの妊娠された方が私と同じように、妊娠週数がまだ早い頃は大丈夫かなと心配だったのが、週数が進むにつれて徐々に期待が膨らんでいき、希望へと変わって行くことと思います。
しかしながら、日本の統計によると周産期(妊娠満22週以降から出生後7日以内)に亡くなってしまう赤ちゃんの確率は、1000人が出産したとしたらそのうち3.3%です。
一定の割合で、亡くなってしまう赤ちゃんがいるのです。
もちろん医療が発達している分、昔よりは周産期死亡率自体は下がっていますが、言ってしまえばこれだけ医療が発達していても、亡くなってしまうこともあるのです。
だからもし、今このブログを読んで頂いているあなたの周りに妊婦さんがいるのならば、体に負担がかからないようにしてあげて欲しい。
もし、あなたが妊婦さんなら、産まれるまで絶対に無理はしないで欲しい。
そう思います。
私が臨月死産について知って欲しいと言うことで、必要以上に不安になってしまう妊婦さんももしかしたらいるかもしれません。
ですが、私が死産した時、臨月死産ということが起こり得るということさえ知らなかったので、前もって知っていたら何か気を付けられたことがあったんじゃないかと思いました。
ですから、リスクがあるということだけは頭に入れておいて欲しいのです。
自分が死産した時に情報が少ないと感じた
私は出産の為に入院した時、死産について携帯で沢山調べました。
そこで、流産、死産された方を支援する団体やカウンセリングを行なっている方等、チラホラと見つけることが出来ました。
しかしながら、その多くは流産・死産した後の生活に関することであり、流産・死産が判明した際にどうしたらいいのか、赤ちゃんとお別れするまでにどのような手続きの流れになるのか等、直後の対応方法についてはあまり書かれていませんでした。
赤ちゃんが亡くなっているということが判明しただけでも精神的なショックが大きく、更にまだこれから分娩しないといけない状況で、棺の準備や火葬場の手配等について調べ、考え、調整しなければならないというのは、本当に苦痛でした。
ですから、このブログでは私の死産経験を綴る中でそういった手続き等についても少し紹介したいと思っています。
このブログを読んで下さっている方の中には、今まさに流産・死産に直面している人もいるかもしれません。
微力ながら悲しみの中にいる人がなるべく赤ちゃんとの最後の時間を大切に過ごすことが出来ればと思います。
息子は心の中で一緒にいる
息子は理玖(りく)と名づける予定でした。
生きて産まれてくることは出来なかったけど、お腹の中にいて主人と3人で過ごした思い出は本当に貴重でかけがえのないものでした。
産んだ後顔を見た時は本当に可愛かったです。
だからこそ、悲しみからは逃れたいけど息子の存在を忘れたい訳ではないのです。
息子との思い出はもう増えることはありません。
息子と過ごした時間は確かに幸せだった。
それなのに今は思い出が悲しみに覆われてしまっています。
このブログを通じて理玖への想いを綴ることで、いつか思い出から悲しみが消え、理玖がいて幸せだったと思えるように変わっていけますように、そして心の中に理玖がずっと生き続け、一緒に生きて行くことが出来ますように。
死産について綴って行くので、暗い話等も出てくるかと思いますが、皆さんこれからよろしくお願いします。
それでは、仕事行ってきまーす。