おはようございます!
ここまで子宮内胎児死亡宣告から出産までを書いてきました。
今日は、出産直後の状況について書いていきます。
手形・足形
出産後、体が安定するまで分娩室で数時間過ごしました。
その間にWさんが手形と足形を取る準備をしてくれました。
紙4枚とインクパッドを持ってきてくれ、夫と2人でWさんに手伝ってもらいながら、手形・足形をとりました。
小さな小さな手ですが、指が長くて夫に似ていました。
私は寝ながらということもあって、なかなか取るのが難しかったですが、それもいい思い出です。
実はこの紙がシールになってて、後で命名書を作った時に剥がしたら、足形は剥離紙の方に押してました。笑
えぇー‼︎ってびっくりはしましたが、理玖がいなくなった後でも思い出が増えるなんて、なんだか嬉しくなりました。
手形・足形をとり終わったところで夫は帰宅することに。
私も分娩室から移動することとなりました。
移動後、Wさんに「母乳をあげるのは希望されてないですが、本当にいいですか?」と確認されました。
私は「大丈夫です。」と答えました。
母乳を止める薬
夜になってWさんから他の助産師さんに代わり、母乳を止める薬を持ってきてくれました。
助産師さんは「この薬を飲むとその後は母乳が出なくなって、赤ちゃんに母乳をあげることは出来なくなります。本当にその前に赤ちゃんにあげなくていいですか?」と聞いてきました。
私は、「一度絞ってあげちゃうと、その後で薬を飲んでも効きにくくなったりして、胸が張ってきたりしても後で更に悲しくなってしまうので大丈夫です」と答えました。
すると助産師さんが、「じゃあ、絞るっていうところまで行かなくても、胸の様子を見させてもらって母乳が滲んでくるようであれば、ガーゼとかにとって赤ちゃんにあげてみませんか?」と提案してくれました。
私も、今絞ったりしなくても出るのであれば、それならばあげてみたいと思い、お願いすることにしました。
すると、助産師さんが胸をさすると母乳が滲んできたのです。
なので、ガーゼにとって理玖の口元まで持っていってあげました。
また、助産師さんは、母乳をあげてみましょうと言って理玖を私の胸元まで連れてくると胸を加えさせる形を取ってくれました。
この時の感覚というのは、私の想像とは遥かに違っていて、理玖のことが今まで以上に愛おしく感じるというか、幸福感に包まれるような、なんとも言えない感覚でした。
それと同時に悲しくもなって泣いてしまったのは事実ですが、母乳をあげることが出来て本当に良かったです。
今まで助産師さん達が、何度も「いいですか?」って聞いてきた理由がよく分かりました。
助産師さんは、「いいお弁当を持たせてあげられて良かったね」と笑顔で言ってくれました。
それから、私は母乳を止める薬を飲みました。
その後は、胸が張ってきたりということはありませんでした。
もう本当に感謝感謝です。
この助産師さんの提案がなかったら、私はただ母乳を止める薬を飲んで、それが良かったのか悪かったのかも分からないままだったと思います。
理玖との貴重な経験を作ってもらえて本当にありがたかったです。
それでは今日はこの辺で!
仕事行って来まーす!!!