おはようございます。
昨日は子宮内胎児死亡宣告までお話しました。
いやぁ、なかなかハードな内容でしたね。
これからしばらくは、まだまだハードな内容が続くと思いますが、ご容赦下さい。
今日の内容はこちらです。
破水
主治医の先生と助産師さんに促され一時帰宅した私と夫。
時刻は午前8時30分くらいになっていました。
このたった3時間で私たちの生活は一変してしまいました。
家に帰ってきてもひたすら泣くことしか出来ません。
ひとしきり泣いた後、家族や職場に連絡。
ちなみに私が実母に連絡した時の第一声は「破水した?」でした。
なんせ出産予定日の前日なんですから、誰でもそういった、もうすぐ産まれるよっていう連絡だと思いますよね。
こればっかりは仕方ない。
母との電話の後、上司に電話。
上司の第一声は有難いことに「どうした?」でした。
そして亡くなったことを報告。
この時反射的に、産後休暇が2ヶ月しかないので目一杯取らせてもらって2ヶ月後に復帰すると言ってしまいました。
失ったものが大き過ぎて何も考えられなかったんですね、多分。
そして上司との電話を切った直後に破水。
午前10時頃でした。
普通無色であるはずの羊水は黄色く濁っていました。
破水したら病院に電話するよう言われていたので、ひとまず病院に電話。
そして案の定病院に行くことに。
入院グッズを持ってエレベーターに乗り、降りてから、インターフォンで破水した旨を告げて看護師さんを待っている間、年配の女性が声を掛けてきました。
「うちも一昨日産まれたの。頑張ってね。」と。
ありがとうございます、と答えるしかないよね…。切ない。
入院
看護師さんに案内されて病室へ。
産科病棟とは反対側にあるMFICUというところにある病室へ通されました。
シャワー、トイレ付きの個室でした。
後で調べて分かったのですが、私が通っていた総合病院は周産期死産のケア(ペリネイタルロスケア)にも力を入れている病院だったのです。
それ故、他の妊婦さんと接触することがないように配慮して頂くことが出来ました。
本当に感謝しています。
話を戻すと、病院に着いてからすぐに先生の診察があって、破水状況の確認をしました。
この時、先生に羊水が濁っていたんですが、「亡くなったのは何かに感染したからですか?」と聞いたところ、先生は「濁っているのはおそらく亡くなった後でうんちとかが出てしまってのことだと思います。だから感染が原因ということはないですよ。」と教えてくれました。
先生からの説明 〜分娩予定と死産の原因について調べる方法〜
病室に通されてから今後の分娩予定について先生から説明を受けました。
説明の内容としては
・理論上では破水してから24時間以内に陣痛が来るとされているので、明日の朝までは様子を見ること
・子宮口があまり開いていない状態で陣痛促進剤を入れてもあまり効果がないので、子宮口を広げる措置をしてから促進剤を入れることになること
・明朝になっても陣痛が来ない場合はラミナリアを入れて子宮口を広げる措置をすること
等でした。
さらに、死産の原因についてはいくつか調べる方法があって、
・産まれた後に外見から分かること等(外見上で分かる染色体異常等)について先生に診てもらう
・胎盤を病理検査に出して原因について調べる
・可能性は低いけど私自身が不育症でないか、甲状腺ホルモン等の異常がないか検査してみる
・病理解剖してみる
ということでした。
私たち夫婦は解剖までは希望しなかったので、外見から分かる所見と胎盤の病理検査、私自身の検査を希望することにしました。
昼食
先生からの説明が終わった後、午前11時半頃になっていたでしょうか、昼食が運ばれて来ました。
看護師さんから少しでも食べた方がいいと言われ、食事。
食べている間にボロボロボロボロ涙が出てくる。
今まで自分の食べた物が理玖の栄養になると思って食べていたのに、その理玖はもう亡くなってしまっている。
お腹はまだ大きくて、確かにお腹の中に理玖はいるのに、もういない。
いくら栄養を送りたくてももう届かない。
そう思うと涙が止まりませんでした。
もちろん量もそんなに食べられません。
自分の命に代えてでも守りたかった存在を失った今、もはやご飯を食べる意味さえ分かりませんでした。
いやぁ、今回は前回にもましてしんみりとした内容になってしまいました。
でも、まだまだ続きます。
どうかお付き合い下さい。
今日も読んで下さってありがとうございました。
それでは、今日も仕事行って来まーす!